子連れで楽しむ北杜の桜キャンプ。神代桜・眞原桜並木を家族で巡る週末プラン
山高神代桜が満開を迎え、眞原桜並木もまもなく見頃に差しかかる季節になりました。北杜市武川町にある南アルプス三景園オートキャンプ場は、この2つの桜名所からどちらも車で5分以内という立地。「子どもを連れてお花見とキャンプを両方楽しみたい」という家族にとって、ちょうどいい拠点になります。この記事では、小さなお子さんのいるご家族向けに、桜めぐりとキャンプを無理なく組み合わせる1泊2日のプランをまとめました。
山高神代桜(実相寺)――推定樹齢2,000年の巨樹と足元に広がる水仙の絨毯

最初に訪れたいのが、三景園から車で約5分の実相寺境内にそびえる山高神代桜です。福島県の三春滝桜、岐阜県の根尾谷淡墨桜と並ぶ「日本三大桜」の一つで、大正11年(1922年)に国指定天然記念物の第1号となったエドヒガンザクラ。樹高約10.3m、幹周り約11.8mという堂々たる姿は、大人も子どもも思わず見上げてしまう迫力があります。
足元には約8万株のラッパ水仙が植えられていて、桜の薄紅色と水仙の黄色が重なる光景は、この時期だけの贅沢です。お子さんの目線からだと、水仙の海のなかに立つ感覚を味わえるかもしれません。
子連れで訪れるときのポイント
- 2026年の神代桜まつりは3月24日〜4月19日(開花状況により変更の場合あり)。期間中は地元特産品やグルメの出店もあります
- 満開のピークは3月下旬〜4月上旬。土日は混雑する傾向があるため、朝8時〜9時台の到着がおすすめです。駐車場が満車になる前にゆっくり見学できます
- 境内は砂利道や段差があるので、ベビーカーより抱っこ紐のほうが動きやすい場面があります
- 滞在時間の目安は30分〜1時間ほど。お子さんが飽きる前に次のスポットへ移動できる距離感が、武川町の桜めぐりの良いところです
眞原桜並木(さねはら)――約200本のソメイヨシノが作るトンネル

三景園から車で約3分の場所にある眞原桜並木は、約750mにわたってソメイヨシノ約200本が両側に植えられた並木道です。山高神代桜より1週間〜10日ほど遅れて見頃を迎えるため、4月上旬〜中旬に訪れると満開の桜トンネルをくぐることができます。
神代桜が「1本の巨樹を見上げる体験」なら、眞原桜並木は「桜のトンネルを歩く体験」。どちらも三景園のすぐ近くにありながら、まったく違う楽しみ方ができるのが北杜の桜めぐりの魅力です。
子連れで訪れるときのポイント
- 並木道は舗装されているため、ベビーカーでも歩きやすい環境です
- 道の両側に桜が並ぶため、お子さんと手をつないで歩くだけで十分に楽しめます
- 3月下旬〜4月上旬の段階では「咲き始め〜五分咲き」の場合もあります。満開の桜トンネルを狙うなら、4月上旬〜中旬に合わせて訪問日を検討してみてください
- 北杜市観光協会の公式サイトで開花状況がこまめに更新されるので、出発前にチェックしておくと安心です
1泊2日モデルコース――午前に桜、午後にキャンプ
子連れの場合、「桜もキャンプも全部詰め込む」より「午前中に桜を楽しんで、午後はキャンプ場でゆっくり」くらいの配分がちょうどいい傾向があります。以下は一例として参考にしてください。
1日目
- 9:00頃 実相寺に到着。朝のうちに山高神代桜と水仙を見学(約30分〜1時間)
- 10:00頃 車で3分の眞原桜並木へ移動。桜並木をお散歩(約20〜30分)
- 11:00頃 三景園オートキャンプ場にチェックイン。テントやタープの設営
- 午後 場内の大武川のせせらぎを眺めたり、サイトでのんびり過ごす。三景園のサイト紹介で、サイトの雰囲気を事前に確認できます
- 夕方 焚き火を囲みながら夕食。標高約700mの夜は4月でも冷え込むことがあるので、上着を1枚多めに
2日目
- 朝 南アルプスの山並みと朝の空気を楽しむ。鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳が見える朝は格別です
- 午前中 ゆっくり撤収。チェックアウト後、お好みで清春芸術村(三景園から車で約20分)に立ち寄るのもおすすめです。約30本のソメイヨシノと現代アートの組み合わせは、大人も楽しめるスポットです(一般1,500円、小中学生以下無料。月曜定休)
- 帰路 武川町内の「むかわの湯」(三景園から車で約5分)で汗を流して帰るのもいいですね。大人830円、小学生420円、幼児無料(火曜定休、10:00〜21:00)
三景園が桜キャンプの拠点になる理由

三景園オートキャンプ場が桜めぐりの拠点として便利なのは、距離の近さだけではありません。
桜名所へのアクセス。山高神代桜まで車で約5分、眞原桜並木まで車で約3分。朝の空いている時間にさっと見に行って、混雑する前にキャンプ場に戻ってこられる距離感は、小さなお子さん連れには助かるポイントです。
春キャンプの快適さ。AC電源付きサイトがあるので、夜の冷え込みにはホットカーペットや電気毛布で対応できます。場内にシャワー設備もあるため、花粉が気になるお子さんも1日の終わりにさっぱりできます。三景園での過ごし方も合わせてご覧ください。
子どもが遊べる環境。場内を流れる大武川のせせらぎや、木々に囲まれた散策路は、お子さんの探検心をくすぐります。桜の名所を巡ったあとに、もうひとつの「自然体験」がキャンプ場で待っているのが、三景園の桜キャンプの楽しさです。
春の桜キャンプ、あると安心な持ち物
標高約700mの三景園は、4月でも朝晩の気温が5〜10℃前後まで下がることがあります。日中は15〜20℃前後で過ごしやすい一方、寒暖差への備えが快適さを左右します。
- 防寒着(フリースやダウン)。日中との気温差が10℃以上になることも
- ホットカーペットまたは電気毛布(AC電源サイト利用の場合)
- 延長コード(3m以上推奨)
- 花粉対策グッズ(マスク・目薬・着替え)
- お子さん用の着替え(水遊びや泥遊びに備えて多めに)
- レジャーシート(桜の下での休憩用に)
- 抱っこ紐(実相寺の境内はベビーカーだと歩きにくい場所があります)
山高神代桜が満開の今、眞原桜並木の見頃もすぐそこまで来ています。桜の見頃は短いからこそ、キャンプと組み合わせて「泊まりで楽しむ花見」にしてみませんか。三景園なら、桜も焚き火も南アルプスの眺めも、ぜんぶ家族の思い出になります。